2015年3月14日土曜日

会話 平成27年3月

 日本語が難しいばかりか日本人との会話が難しいと外国人は考えてると日本人は思います。具体的にはこういった具合です。 九〇年代のある晩、私の祖母が電話をかけてきました。そして、私の弟がその電話を取りました。 プルプルプル(電話の呼び出し音)ガチャ。
「もしもし、お婆ちゃんだけどお父さん元気?」
私の弟「あ、お父さんですね。」
祖母「うんうん、お婆ちゃん。」

 ここで爆笑する日本人は多い。アルツハイマーに罹患してる人物との会話を連想するからかもしれない。
日本人は確認をするのが好きな国民だから、こういった否定(ダメダシ)については激怒しかけますが冷静になって考えると幾つかの返答が連想出来ます。
 返答A「はい、私のお父さんは元気です。」
これが最善なのであろう。
 返答B「いや、私のお父さんは病気です。」
病気やケガの連絡はしたくなくても行う時はある。これは正論。辛くても悪くない位に考えた方が良い。
 返答C「いや、私のお父さんはケガしてます。」
 返答D「いや、私のお父さんはケガしてるばかりか病気です。」
これだがケガと病気の順番は前後しても構わない。実際に複数の身体的問題で困ってる人はいる。ケガした体で病気で困ってると本当に辛いですね。
 返答E「あ、お父さんですね?」
これを日本人はよく発言してしまう。「あ、お父さんですね?」と質問されたことに対して確認をしてしまうのは日本の場合はややこしい事が多いからつい明確化する為に尋ねると思う。
 一般常識で考えられてる内容ではほぼあり得ない特別な伝達をする時に相手側から適当な返答があったりするとそれなりに訂正し適正化をした返答が必要になる。それが最善だと思う。
 ややこしいことが多いとはどういうことか?町によって違うが駅名が同じでも違う会社が駅の権利を保有してる事がある。
他にも、厄介なのが金の計算。一か月間に必要な金額と年間必要な金額を分けて考える人は多いと思う。月給をもらってる人は一か月間に必要な金を用意しないといけない。これを早合点してののしる人がいて困った事があった。
例えば、年間で60万円の税金が請求されるとしても月間で必要な金を関係者に伝えたら「何が、五万円だ、年間60万円だ。」とののしられた。¥50000X12=¥600000 無意味に早合点するような人は愚か者であろう。だから、冷静な確認が必要になる。性格が悪い人はそれを踏み台にして冷やかすであろう
 外国人と話す機会が多いと、日本人の返答内容が確かにオカシイと考える日本人は多いと思う。 外国人も日本人との会話については困る事が多い点は否定出来ないと思います。確かに言葉が通じすぎて見当違いの返答をする人はいますからね。
オマケ
ある日、MRIの検査を受けた私の祖母はアルツハイマーだと医師から診断された。しかし、あの返答は間違いでは無いかもしれないが短気な人であれば激怒させるには十分な返答であった。幼子が電話をとって「もしもし。」と言わずに「ダレ?」とフザケタ返答をするようなものか?